シンデレラが憧れる靴屋さん、『ダイアナ』
私の実母は若い頃靴屋さんで働いていました。
職業柄いつも綺麗な靴を履いている実母を見て子供ながらに憧れていました。
実母は足が小さくて普通のパンプスだと大きすぎて脱げてしまうんですね。
母が愛用しているのはダイアナの靴でした。
一般的なパンプスより少し幅が狭めに作ってあるそうです。
私が大人になったらダイアナの靴が履きたいというのが子供の頃に抱いた私の夢でした。
社会人になり・・いざダイアナへ!
ドキドキしながらお店に行き気に入った靴を履いてみると大きい、脱げる サイズ的には問題ないのですが私の足は実母以上に幅が狭かったので靴がカポカポ脱げてしまうんです。
「足首を留めるタイプでないとお客様は難しいかと・・・」
そんな風に言われてガーンとして帰ってきました(T-T)
長年憧れていた靴が履けず帰ってきて、あまりに私が落ち込んでいるのでオットさんが(当時はお付き合いをしている状態)話を聞いてくれました。
その日は「ふんふん、そうなんだー」で終わってしまったのですが数日経ち・・・
「よし!USJに行こう!」
なんでじゃ?意味がわからん!!!と思いつつGWにUSJに連れて行ってもらいました!
ひとしきり遊んで大阪駅でお土産を買うのにウロウロしていたらオットさんおもむろに話し始めました。
「あのね、かなこサンの足はシンデレラサイズなんですよ・・」
「はぁ?」
「だからね、ここの小さいサイズのダイアナならシンデレラも靴が買えるよ」
えぇー?としばらくお店の前で固まっていました(笑)
当時シンデレラサイズのダイアナの靴は大阪のお店でしか取り扱いがなかったんですね。「買いに行けない」と諦めて忘れていたのですがオットさんが調べてくれたらしく連れてきてくれましたO(≧▽≦)O
無事、お気に入りの小さいサイズのパンプスを購入。
この靴は凄く大切に履いて10年近く持っていました。さすがにボロボロになったのでサヨナラしましたが思い出は残っています♪ オットさんもずっと食べたかったらしい満月ぽんを買えてご満悦(笑) 楽しい大阪旅行となりました。
今では2人娘を追いかけまわしていてパンプスを履くのは難しいですがもう少し落ち着いたらまた綺麗なダイアナの靴が履きたいなとおばちゃんになったシンデレラはまだまだパンプスに憧れています。
今週のお題「わたしの一足」