女の子も1人で食べていけるように育てていかなくては!と考えさせられた本
2人娘の子育てに奔走中の母、かなこです。
女の子って母と同性のせいか、なんとなく育て方が楽かなとどこかで思っていたんですよ。
でも、それってちょっと自分の勘違いだったのかなと西原理恵子さんの『女の子が生きていくときに、覚えてほしいこと』を読んで感じました。
サイバラさん、絵は苦手だったけど生き方は好きかも
実は西原さんの絵柄が私はちょっと苦手で人気で映画にもなった「毎日かあさん」とか「スナックサイバラ」とか読んだことなかったんです"(-""-)"
でも最近、高須医院長関連の本を読んだり住居に関する考え方を西原さんにインタビューしたコラムを読む機会があって、「この人なんか面白い、凄い酒飲みみたいだけどw」と、なんとなくこの本を手にしてみました。
最初に書いてあったのが西原さんの生まれ故郷の事
高知の貧しい田舎でヤンキーがカッコいいと思っちゃうような所、可愛い女の子程早く結婚してシングルマザーになる子が多いって書き出しに
「あぁ、そういえば」と思い出したことがありました。
女の子はパートナーで人生が変わる
あいりが生まれた時、卒業後も個人的にお付き合いのあった高校の時の養護教諭の先生がお祝いにきてくれました。
話はどんどん当時の学生時代の頃の事に遡り、そして・・
「〇〇ちゃんは元気?」「〇〇さんはこの間子連れでバッタリ会ったのよ」なんて近況も話し始めました。
当時28歳だった母、高校を卒業してちょうど10年
同じように教室で勉強したり、恋の話で盛り上がった友達が結婚したり子供が生まれたりなかには離婚していたり未婚の母だったりと別々の人生を歩んでいるだなとズシっと感じました。
先生がしみじみと・・・
「あなたは学生時代苦労してたから、いい旦那さんに巡り合えて幸せになって本当によかった。女の子ってね。選んだ旦那さんで人生が変わっちゃうのよ」
その時は「そういうもんか」と軽く感じていますが今、女の子を育てていてこんなに一生懸命育てているのに選んだ相手で苦労なんかさせたくない!と切に思います。
王子様が迎えに来てくれる時代は終わった
母はバブルも弾け散って就職氷河期の頃に社会人になったのでジュリアナもタクシーチケットも知らない世代なのですが・・・^^;
5歳以上年上のママ友の話だと
「週に3日はゴハン食べに連れて行ってもらってた、出かけても自分でお金払った事なかった」という時代が本当にあったらしいですw
女の子はいい人見つけて若いうちに結婚していれば幸せ
そういう時代があったから未だ幻想的に「女の子は何も考えず愛嬌があればよい」と思ってしまいがち。
エリート思考だった実父も「金融関係か上場企業に腰掛けでいいから就職しろ」と言ってはいたけど、具体的にどういう学校へ行ってとかはなかった。。。
たぶん実父にも幻想思考があったのだと思う。
最近読んでいる自分で考える子に育てる親勉の創始者、小室先生のメルマガにも
「一流大学に行っても、就職難になる。一流企業に就職してもニートになる。
それは勉強を自分の意志でしていないから。
自分でやりたい事を見つける力を育てないと与えなければできない子になる」と言っていた。
親は子供に食べていける職業に付けたがる、子供が「コンビニ店員になりたい!」って言ったら「それじゃ生活できないから医者になれ」と親は言う。
そうじゃない!
コンビニ店員だったらフランチャイズにするとか、どういう立地で経営したら売上が上がるか子供がやりたいと言った事で、どうやって稼がせるかを考えるのが大切ともメルマガに書いていた。
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私もどこかで女の子だしいい旦那さんに巡り合えれば幸せになれると、無意識に娘達の幸せを人任せにしていたのかもしれない。。。
バブルが弾けて20年近く、母にも王子様は来なかった。
娘達が大人になる頃はもっと厳しい時代になるかもしれない。
女の子も自分で稼いで食べていけるように育てる!
1、まずは本当に好きな事を見つける!
若い頃は時間も自由だし体力もあるからある程度の事は出来る!
でも結婚して子育てしながら余裕のある生活が出来る分だけ仕事で稼ごう思ったら好きな事じゃないと頑張れないと最近つくづく思います。
人間、意外とお金じゃ動かないし動けない。
2、好きな仕事にどうやったら付けるか一緒に考える
パティシエになりたい長女あいりは高校入学したら、どんな進路にしようか一緒に考えています。
高校行きながらケーキ屋さんやクッキングスクールへアルバイトに行くとか、大学は出た方がいいかもしれないから専門学校へ行きながら夜学や通信制の大学に行くなどパティシエになるにも進路は色々だなと感じています。
3、好きな仕事に就けたら、どうやって食べていくかを考える
パティシエの初任給ってだいたい16万円ぐらいだそうです。
正直な所「女の子だしそんなもんでいっかー」ぐらい思っていました。
でも彼女の夢は「自分のお店を持つ事!」そうしたら開業資金も貯めなければいけないし、もし家族を養うとなればこのお給料では食べていけない。
日々、勉強も必要だろうからそういった勉強代も捻出しなくてはならなくなるだろうと思う。
でも繁忙期にはほぼ休みなしの朝から深夜までの労働になるパティシエは副業は無理だと思うから、投資とか何か別の方法で稼ぐ術も必要になるかもしれない。
今、あいりは堅実に開業資金をお小遣いから貯めているんだけどwそれももっと効率よく増やせる方法を身につけさせてあげたいなと思う。
西原さんも著書で
「お寿司食べるのも、宝石買うのも自分のお金の方がずっと楽しい」と書いていました。
我が娘達も自分の力で食べていける人間にするんだ!と思うと改めて子育てに活が入る思いの母なのでした!