在宅ワーママのストレス発散♪ぷちご褒美カタログ♫

在宅でナレーターの仕事をしているママが子育てに在宅ワークにと・・・慌ただしい日々を送っています。日々葛藤もありますが自分の好きな仕事をしながら楽しく子育て!そんな毎日を綴っています。

【閲覧注意】きっかけはいつ?タイミングが難しい、娘達へ性教育

注意

今回中絶手術について思う事を書いてみました。

実際に、ご経験された方、また中絶、性教育に嫌悪感をお持ちのには不快な内容かもしれません。

ご注意ください。

 

娘達への教育、何か教える・・・という事を私はあまり意識していないので、ある意味放任主義という分類に入るかなと思うのですが、ここだけは何かあったら向き合わなければいけないなと思う事が3つあります。

進路・コミュニケーショントラブル・性教育

進路は自分が子供の頃、今ほど情報が簡単に手に入りにくく、私の親もあまり関心がなかった事もあり中学時代、周りが進路を考えて行動する中、自分は何をすればいいかわからず、また、どう相談していいかわからず、とても不安だったので、娘達がこのような思いをしないように、気に留めてあげたいと思っていること。

そしてコミュニケーショントラブルは、やっぱり学生時代、いじめに近い状況に陥った時、どう対処していいかわからず1人悩んだこと。

そして最後の性教育は自分の経験から、きちんと学ばないと、知らないことで娘達の心と体を傷つけてしまう事もあると考えたからです。

 

大切な娘の心と体の為に・・・産科の実態

以前、私が産婦人科がメインの病院で事務の仕事をしていた時のこと。

産科は出産をする為、妊婦さんが健診の為に通院する科ですが、どうしても切っても切れない関係が中絶手術。

 

勤務期間、様々な中絶手術を希望する方からの依頼を受けました。

年齢的に将来を考えると今、出産は出来ない学生さん、妊娠中に病気が見つかり妊娠継続が困難に泣く泣く諦める方、見知らぬ男性から酷い事をされた方。

産科という場所は、喜びいっぱいの雰囲気の、ほんの片隅に悲しい空気が渦巻いている光と影の差が強い、そんな場所でした。

私にはどうする事も出来ない!仕方のない事なんだ、と思いつつも、せっかく芽生えた命を無くす手伝いをしているようで、苦しい時もありました。

そんな時は、せめて自分の娘は、目の前にいる生まれてきてくれた子供達は大切にしようと何度も思いました。

 

中絶手術の初期は細いスプーンのようなもので子宮から胎児をかき出します。

中期になると薬で無理やり陣痛を起こして実際に産むのです。

中期の週数は死産扱いになるので、小さな小さなお棺に入れて有志で作った、おくるみを着せてあげます。

この時、女性の心と体は物凄いダメージを受けます。

 

言葉で中絶と口にするのと、実際に中絶手術を受けるのは全然違うんです!

 

そしてただ、体の避妊をすればいいだけじゃない

大切なパートナーとの間に新しい命が宿った時、女性が心から喜べて過去の後悔がない事が本当の避妊なんだなと感じました。

 

日本人の性の考え方

職場では日常的に中絶という言葉が飛び交う中、ふと不思議な事に気が付いたんです。

若い10代後半から20代くらいの中絶希望者の電話は一番多かったのですが、その次は30代後半40代の中絶希望者も、とにかく多かったんです。

 

中絶希望の人も最初は一般の初診外来の予約が必要だったので詳細を聞くと、割とあっけらかんと

「もう3人子供がいるんで、いらないんです」という方が多く絶句したのを憶えています。

 

3人も子供がいるなら、どうしたら子供が出来るか

わかるよね?!実際子供がいるのに中絶って行為は苦しくないの?!心の中で何度も絶叫したかわかりません。

こんな疑問がいつも頭の中にありました。

そしてこの疑問を解決してくれる本に図書館で巡り合ったのです。

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この本には日本人の性に関する考え方、また中絶の年齢的統計などが書いてある章があったのですが、そこに興味深い内容がありました。

 

日本人女性は性に対して受け身の体制、男性に従う傾向にある。

日本人女性は自分の排卵周期に疎く、年齢を重ねていくごとに変化する事を理解していない。

パートナーが「大丈夫」といえば、鵜呑みにしてしまう女性が多いんですね。

相手は一般男性で、専門知識がある職業でない限り女性より、女性の性の知識が高いとは思えませんが、そこに疑問を持たない、そして不安でも口にする事の出来ない女性が多いんです。

そして、20代の若い頃、簡単に妊娠できたから、再婚で40歳が目の前だけど妊娠したいと言っても、卵年齢は実年齢+最低でも1歳。

中にはもっと老化が進んでいる場合もあります。年齢が高ければ高いほど妊娠しにくくなるし、妊娠リスクも高くなります。

また、どんどん閉経に向かう体は、若いころと生理周期が変わる事をあまり理解していない方も多いようです。

「この時期なら大丈夫」と思っていても、気が付かないうちに周期が乱れていて妊娠してしまう事もあるようです。

自分の体に責任を持ち、人任せにしない事、自分の体を知る事が、とても大事な事だと思います。

 

私は性に疎い子でした、知らない事は恥ずかしいこと

 

私の母は子供を3人出産した後。子宮の病気になり、20代後半で子宮の全摘出をしています。私が物心つく頃には生理がなかったんです。

それなのでCMで流れているような生理用品がなんなのか、いまいちピンときていませんでした。

初めて女性の性や生理について学んだのは小学校5年生の時。

よくこの時期は林間学校や自然教室があって女子生徒だけ呼び出されてスライド等を見せられる例のアレです(笑)

女性には生理が来ると知った時の動揺^^;あれが私にくるのか?!

あまりの衝撃に内容を間違えて憶えてました。。。

女性は生理になったら一生出血しているんだと勘違いしてしまったんです。

なんて女性って不便なんだ!怖い、生理が来るのが怖いと実際に初潮がくるまで信じていました"(-""-)"

そして生理周期というのも恥ずかしながら、高校生まで、きちんと理解しておらず、

生理の時に性行為しなければ妊娠しないんだろうと思っていました。

もっと恥ずかしい事に、この生理周期を踏まえた避妊をきちんと教えてくれたのはオットさんでした・・・。

今思うと、なんて無知だったのだろうと思うし、パートナーが知識のある人でなければ私も中絶をしていたかもしれません。

それでも私の母は、性教育に関してまったく無関心というわけではありませんでした。

どちらかというと当時にしては積極的な方で私が初潮を迎えると性教育に関する内容をマンガにした本をプレゼントしてくれました。

「もうあなたは心は子供でも体は大人の体と一緒だから妊娠できる」という類の話をしてくれた事もあります。

  

ただ・・・

こういう話をしてくれたのは1度だけだったんです(^^;

性教育は何度も理解できるまで、話していかないと効果がないんだなと思います。

 

お母さんのオムツの日、布ナプで伝える性教育

私はかぶれたり、冷えたりする事から、結婚前から布ナプキンを使っています。

布ナプキンは漏れないか?とか洗う事が面倒でないか?等言われますが、特にそのような事もなく使っています。

夏場に蒸れたり、ニオイが気になるという話もありますがマメに変えるようにしているので私は気になりません。

最近ではデザインや柄も可愛いですし、外で使う場合の便利なアイテムもあるので(市販のナプキンにカバーのようにかぶせるタイプもあります)

娘達が大きくなったら勧めてみようと思っています。

生理の時期になると私がお風呂でナプキンを洗うのであいりが私に聞くようになりました。

「お母さんは たまに血が出るの?病気?」

「大人になったら私もなる?」

「痛いの?」

1つ1つ、わかるように答えるようにしています^^

思いがけなかった事でしたが、見せる事で興味を持ってくれたんだと嬉しくなりました。

私が子供の時にように、いきなり予備知識がないまま性教育の話をすれば驚きで混乱する事もあると思いますが、小さいうちベースを作っておく事で、すんなり受け入れやすいのかもしれません。

生理、性行為、避妊、妊娠、中絶、不妊・・・

大切な体の事、隠さず、恥ずかしがらず娘達に伝えていけたらと思います。