杉並区の保育園問題が辛すぎる・・・「保育園」という建物に捉われなくても子育て支援は色々あるんじゃないかな?
小学生と幼稚園児の娘がいます、母 かなこ です。
数か月前チラっと見たネットニュースに・・・
『公園の中に保育園設立案』といった内容の(だったと思っていました)ニュースを見て
勝手に国立公園並みの広さに公園に保育園が出来るのか~
子供も騒音問題も関係なく緑いっぱいの場所でのびのび出来ていいね~♪なんて思っていたのですが
・・・どうやら全然事情は違うようですね(^^;
保育園の増設は必要・・でも公園だって重要です!
今日朝のニュースを見てびっくり?!(◎_◎;)
近所の公園潰して保育園にしようとしてるの???
杉並区の久我山東原公園、それ程大きいとは感じない公園の少ないこの地域では貴重な場所。ボールも使えるという事もあり子供達も多く利用しているそうです。
我が家の近くも公園が少なく夏休みは公園ジプシー。
年の離れた姉妹ですが公園遊びは一緒に出来ますし異年齢の子供同士の繋がりも作りやすいので公園は私達親子も貴重な場所ですね。地域の活動の場でもあります。
しかし数少ない公園は『ボール禁止』という場所も多く、子供がのびのび遊べるとは程遠い感じです。
公園が少ない地域だからこそ、こういった子供が自由に遊べる場所は貴重なんです。
しかもこの久我山東原公園は地域のお母さん方から『ゲームなどしないで体を使って遊べる場所が欲しい』という要望で作られた公園だそうで、お母さん達にとっても子育ての思い入れの強い場所なんですね。
それでも待機児童が29年4月には2万6000名になると推定している杉並区。
緊急対策室も作ってなんとか対策しているようですがテレビの内容を見る限りでは住民に理解してもらおうというスタンスではなく
とにかく保育園作ってます。やる事やってますからアピールにしか感じられず。住民の意見はスルー
子供達が説明会で泣いている姿がとても切なかったです。子供や子育て世代の為に良くするんじゃないの?
これでは保育園ママVS小学生ママになってしまうかと思ったら保育園ママでもこの公園は無くしてほしくないという運動をしている人もいるとか
利用するはずのお母さん達に反対されている状態で保育園を作ってもうまく機能しないではないかと思ってしまいます。
杉並区、待機児童解消は大切ですがもっと住民の要望を聞いてよく考えて動いてほしいなと感じます。
必ずしも『保育園』を作らなきゃダメなの?
『認可保育園は施設基準がとても厳しい・・というのはよく聞く話です。
確かに大事な子供を預かる場所ですから安全な場所は絶対条件だと思います。
でもこんなに深刻化している待機児童問題。
本当に『保育園という建物』にこだわる必要はあるのでしょうか?
小学校の空き教室は利用できないのかな
私が子供の頃に通った小学校はベビーブームの子供達が一気に小学校へ上がった時代に作られたようでとても大きな学校でした。
創立当時は40人学級の7クラスという学年もいたぐらい生徒数が多かったのですが私が通う頃は30人学級の3クラス程で教室ががら空き状態学年の途中からは使わない校舎までありました。
その使わない校舎を一部改装して作られたのが高齢者さん達の憩いの場所でした。
放課後、児童は学校が終わるとその場所でお手玉やおはじきを教えてもらい、こっそり飴玉をもらう事もありました。
子供の頃は気が付きませんでしたが今思うと核家族化が進む中で画期的な事業だったと思います。
杉並区の児童数がどれくらいかはわからないのですがもし空き教室や校舎があるならそういう場所を利用してもいいのではないでしょうか?
騒音などで授業に支障が出るという意見も出そうですが異年齢の関わりは兄弟学級などをやっている小学校もありますし、将来小学生になる保育園児達にとっても早く学校生活にもなれやすいというようなメリットもあるんじゃないかなと思います。
実際杉並区の持ち物でない土地や建物を保育園に出来ないか交渉して案件として区に提示しているという話もあるので、(全部棄却されてるそうですが)子育て世代のママさん達も安全な施設は外せないと思いますがそれ程強く建物自体を意識してはいないんじゃないかなとも思います。
保育ママ育成や子育て支援を充実させるのどうだろう
私は市内の子育て事業の有償ボランティアに登録しています。
個人の保育ママは子供が事故にあった、悲しい事に命を落としてしまったという事件もあり安易に預けるの危険という印象が強いですが市内で認定されている保育ママは講習をしっかり受けます。
講習内容は・・・
・教育大学の教授からの発達心理学や昨今の保育・幼児教育事情についての講義
・小児科の専門医からの子供の病気の事例や対処の講義
・管理栄養士さんからの乳児、幼児の食事の与え方や注意点の講義(ミルクの与え方など)
・子育て支援室の保育士さんから子供との遊び方のレクチャー・赤ちゃん服の着換えさせ方
・・・などなど3日間で盛りだくさんの内容でこれはボランティア希望の人だけじゃなくて一般のパパ&ママにも受けてもらうといいんじゃないかなと思える充実ぶり。
そして無事に講習を終え認定してもらうと年に何回かブラッシュアップセミナーがあります。
事前登録も必要で面倒な部分もあるし市の事業でもっと子育てママ達が安心して預けられるようにアピールすればいいのにと思う歯がゆさがあるのも事実ですが個人のちょっと心配な場所に預けるよりは安心だと思います。
保育園を作るという事に固執せず保育できるサービスや人材に税金を掛けるのも一つの手ではないでしょうか?
同時に病児保育やトワイライトタイム保育、お泊りなども出来る体制が整うといいなと思います。
小学校と一緒で保育園も一定期間が過ぎたらそこまで利用者が増加の一方かというとちょっとわからない部分だし
フランスの少子化問題の解消の一つに大学生の保育ボランティアの存在が大きかったと聞きます。土地がなく狭い日本だからこそハードよりマンパワーの方が効果があると私は思うのです。
ちょっと話が違うかもしれませんが3歳を過ぎた子は保育園に幼稚園バスが来て日中は幼稚園に行っている子もいます。(降園後は保育園に送ってもらいママが迎えに来ます)。この保育園の部分を保育ママに変えれば待機児童も減るのでは?
そういったWで保育サービスや施設利用している子供の世帯に補助金を出すのも1つの方法かなと思います。
そうなると保育は必要でも「保育園」という場所はそこまで必要?とやっぱり考えてしまいます。
社内託児補助で待機児童も!ママの負担も解消!
以前、私が外で仕事をしていた時に社内の託児所を利用していました。
一緒に出社して託児所に預けて職場に行き帰りは迎えにいって一緒に帰ります。
その職場は福利厚生がとても充実していて託児利用料金が会社が一部負担をしてくれます。託児スタッフも委託事業で行っているのでその日の子供増減で保育士さんをきちんと調節してくれるので安全面ではとても信頼出来る託児所でした。
しかも社内の託児なので子供体調不良は内線で掛かってきます(^^;
「かなこさん、託児所からでーす」と声が掛かると暗黙の了解で・・・
みんなが お呼び出しねと察してくれます。
「すみませんが・・」と声を掛けると上司から「いいよーお大事にね」と言ってくれるので働くにあたっての罪悪感的な心の負担がかなり軽かったです。
個人に補助金を出すのが大変なら社内に託児施設や制度を設けた企業に補助金を出すのも待機児童解消に繋がるのではないかなと考えます。
働ける環境が整えば外で働きたいというお母さんも多いので一億総活躍社会も一気に近づくのではないかなと思います。
私の独身の友人は
「私は子供がいないから子育ての大変さ実際にはわからないけど子供産んで育ててるだけでも尊敬するのに・・・
しかも働いて税金も納めるなんてワーキングママって日本の救世主なんだからもっと優遇されるべきよね」と言います。
「私はそういう人の為に使われる税金なら喜んで納税する!」とまで言っている友人なのでそういう人の為にも杉並区の待機児童解消緊急対策室の方々・・・
どうか子育てママと子供達が心から望む子育て支援をしてください!
子供達が泣いて嫌がるような支援は支援ではないです。
どうか今一度考えて欲しいなと思います!