「絵本の妖精」続き(2)
前日の続きでございます。。。
子供達が大好きなのは初めて聞いたママとパパの声
「あのね、子供たちは生命(いのち)になった時から聞いてるママやパパの声が一番大好きで一番安心するの。読み聞かせ会で上手に読んでくれるのを聞くのも楽しいし面白いけどママやパパに絵本を読んでもらいながらニコニコしたりギュっと抱き締めてもらうのが一番嬉しいんだよ!」
妖精の言葉にたっくんママはスッと胸のつかえが取れた気がしました。
「上手に読まなくていいの?」
腕組みをし、ちょっと難しい顔でうんうん頷きながら
「そうだよ、声を変えたりスラスラ読まなくていいの。絵本を読むのが楽しければ大丈夫!あと読み聞かせを始める年齢だって関係ない。だから止める年齢だってないんだよ」
また新しい疑問にたっくんママは興味津々で質問します。
「大きくなって自分で読めるようになっても続けるの?」
たっくんママのあまりの勢いに飛ばされそうになりながらベッドの端に座りなおすと妖精は
「そうだよ、自分で読むのと読んでもらうのじゃ、お話の印象が変わるしお話を感じることに集中出来るから気持ちが入っていきやすいだろう?」
妖精は楽しくなってきて羽をパタパタさせながら答えます
羽が開いたり閉じたりするとキラキラと綺麗な粉が舞います
「でも・・」
そういうと、たっくんママは口をつぐんでしまいました。
(つづく)
まだあいりが3歳ぐらいの頃グリコのオマケに付いていた手のひらサイズ絵本を数冊持ってお出かけしてました。
小さいながらもお話がシッカリしていて読み応えがありました(*^^*)
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