1年生取り扱い注意
昨年の今頃、4月からあいりが小学校に入学という事で
親子共々ドキドキ&ワクワクだったのを思い出します^^
2月には入学説明会があって、そこで
小学生は10時間は睡眠を取らせてください
我が家は8時就寝だからコレはクリア出来てるな・・と思った
宿題や次の日の持ち物は子供と一緒に確認してください
爪や鉛筆を噛む、知らない持ち物を持っているなど子供の変化に気を配ってください
その他にも朝ごはんはバランスの良いものを取らせる、生活習慣は家庭で躾けるなどの話が説明会ではありました。
当たり前の事なんだけど当時は外に勤めに出ていた事やゆめりが手が掛かりだした事もあってワクワクが一気にプレッシャーになりました。
その他にも子供会や学童なんかも始まって、親も子供も一気に世界が広がる時期でもありました。
そして入学式も終わり毎朝仕事に行く準備とあいりの小学校の仕度毎日がバタバタのアワアワ・・・
仕事が終わると託児所に急いでゆめりを迎えに行きそのまま学童へあいりを迎えに行くと
大急ぎで夕ご飯
宿題手伝いながら家事をして、ご飯を食べさせてお風呂に入れて
あいりの学校の話も忘れずに聞いてバタバタと寝かす・・・そして早起きして夕飯の仕込み
今考えるとオットさんは激務でほぼ午前様の人なので
1人でよくやったなーっと思う
・・と、同時にあいりには申し訳なかったなと思います。
ワタシなりに一生懸命やってはいたのですが母の毎日を事務的にこなすな対応に淋しい思いをしていたようですが全く気が付いてあげられていませんでした。
2学期に入った途端、不登校になってしまったのです。
最初は学校に行かない理由がまったくわからず
急に会社を休まなくてはいけなくなり肩身の狭い思いにイライラしました。
母のイライラに逃げ場なくなってしまったのか
あいりは喘息に蕁麻疹、便秘など体の不調が出始めました。
毎日怒鳴りまくって無理やり学校へ連れていく事もあれば諦めて休ませたり
オットさんも仕事の都合をつけてなるべく家にいてくれるようになりました。
担任の先生や小児科の主治医、フリースクールの先生等たくさんの人と話し合いました。
その度に自分が責められているようで、そして自分の無力さが辛かったです。
この頃無邪気なゆめりは母の救いでした
何より辛かったのが学校に行きたくなくて発作のように暴れたあと落ち着くと
「お母さん学校行けなくてごめんね。仕事の人に迷惑かけてごめんね」と
ワタシに謝るのです。
色々わかっている。でも出来ない気持ちをひしひしと感じました。
1か月が経った頃少しずつあいりが話をしてくれるようになりました。
担任の先生が怖い、学童が合わない、ゆめりはずっとお母さんと一緒にいられてズルイ
話を聞いてあげているようでワタシは全くわかってあげられてなかったと思いました。
職場には話をして出勤時間を遅くしてもらったり休みを増やしてもらいました。
オットさんも休みを交互に取るようにして学童へ行く日も減らし担任の先生との話し合いも仕事の合間に多く持ちました。要望書を作成すると聞き入れてもらいホッたのを覚えています。
不安定ながらも少しずつ学校へ行くようになりました。
ワタシが休みの日は放課後一緒に公園へ行ってクラスの友達と遊ぶようになってあいりの笑顔が増えてきました。
ご近所さんや友人が協力してくれて遊びに誘ってくれるのもありがたかったです。
それでも、たまに発作のように暴れる事は続きました。
ある日宿題の書き取りが上手く出来ないから教えてとあいりに言われました。
あぁで、こうでと教えていると、みるみる目に涙を貯めて悔しそうな顔
「教えてって言うから一生懸命教えてるのに・・お母さんどうしたらいいかわからないよ」
あいりの接し方の難しさにワタシもイライラしていました。
そのまま夕飯の支度に取り掛かっているとしばらくしてあいりが宿題を持ってきました。
「お母さん。お母さんには頑張ったって褒めてほしい」
目に涙を貯めて真っ赤な顔をしたあいりを見て
あぁー・・・
ワタシってなんてバカなんだろう
・・と、思いました。
あいりはワタシに何かして欲しかったわけじゃなかったんですね。
ただ、一緒にいたかった。
それに気付かないで,必死で気持ちに応えなきゃと空回りしてたんだなと思いました。
あいりを産んだ日,初めて抱っこした時に
「この子は絶対私が守る」って決めたのに。忙しいと忘れちゃうんですね。
悩んだ末、仕事は辞める事にしました。
未練がなわけではありませんでしたが今は、子供が大事と思えたからです。
また。チャンスがあれば良いなと思います。
私が仕事を辞め家にいるようになり、あいりも学校へ行くようになりました。
最初は校門まで一緒に行っていましたが今は登校班で行っています^^
得意な勉強だけでなく苦手な逆上がりも練習して出来るようになりました。
運動神経は母に似なくてよかったです
お友だちとも上手に遊べるようになって先生も怖くなくなりました。
出来る事もたくさん
出来ない事もたくさん
ちょっぴり大人でまだまだ子供、でも大人の事はよくわかっている
接し方の難しい1年生。
でも母は見守るだけでいいと気付かせてくれました^^
これからも一緒に成長出来たらと思います。